2012年9月16日日曜日

KDDIのiPhone 5はテザリングに対応 予想されるiPad Miniの取り扱い


auはiPhone 5を経由してパソコンなどをインターネットに接続できる「テザリング」に対応することを正式に発表した。iPhoneでテザリングが公式に利用できるのは日本では今回が初めて。月額525円のテザリング利用料も今年12月の契約分に限り最大2年間無料にする。

auのLTEサービスは、iPhone 5の発売日にあわせ9月21日から開始、通信速度は下りが最大75Mbps。2013年には最大112.5Mbpsに速めるとしている。

auのiPhone 5料金プランでは、1カ月のデータ通信料が7GB(約5800万パケット)を超えた場合、その後、月末までの通信速度が送受信時最大128kbpsに制限するとしているが、通常のユーザであればこれを超えることは先ずないといえる。

私は、iPhone 4SとNexus 7を常時携帯し、パケット通信はモバイルルータに集中させて利用している。長時間移動が多いので平日はほぼ毎日Huluなどのオンデマンドサービスを利用するが、月間の利用パケット数は4000万パケット以下に収まっている。

このような利用シーンを考えると、ソフトバンクを出し抜いてauが「テザリング」に対応するのは、10月に発表が噂されている小型iPad(iPad Mini)の取り扱いが予測される。iPhone 5の「テザリング」でiPadが利用できれば、モバイルルータを別に契約するより安上がりだ。

KDDIの引っ剥がし営業戦略は、NTTの光回線からソフトバンクのiPhone、そしてiPadへと進むのでは無いだろうか。