2012年9月26日水曜日

豊田通商、アルゼンチンでリチウム生産に参画 現在の国内需要に匹敵する生産量


豊田通商はアルゼンチンでレアメタルのリチウム生産に参画する。2014年2月から年1万7500トン生産する。現在の国内需要に匹敵する生産量で、豊田通商が全量を引き取り、トヨタ自動車などに供給する。日経新聞電子版が26日報じた。

アルゼンチン北西部のオラロス塩湖での開発許可を得た。豊田通商は5000万ドル(約39億円)を投じて、オーストラリアの鉱山会社オロコブレと合弁会社を設立。合弁会社を通じて権益の25%を取得する。日本企業がリチウム権益を取るのは初めてとみられる。

総事業費の7割弱をみずほコーポレート銀行からの融資で調達し、融資には石油天然ガス・金属鉱物資源機構が債務保証する見通し。