2012年10月2日火曜日

ユーロ圏8月失業率11.4% ユーロ導入以来最悪の水準 スペイン・ギリシャ突出


欧州連合(EU)統計局が1日発表したユーロ圏17カ国の8月の失業率は11.4%。1999年の共通通貨ユーロ導入以来、最悪の水準となった。

国別では、ユーロ圏内で最も失業率が高いスペインが修正後の前月比0.1ポイント悪化の25.1%。統計が遅れて出るギリシャは6月時点で同0.9ポイント悪化の24.4%で、両国が突出して悪い。ともに25歳未満の若者の失業が深刻で、スペインは52.9%、ギリシャは55.4%(6月)に及ぶ。

一方でドイツは4カ月連続で5.5%。ユーロ圏内で最も失業率が低いオーストリアは修正後の前月比0.1ポイント改善の4.5%だった。