2012年10月10日水曜日

東京エレクトロン、7~9月受注高5%減 メモリー向け低迷


東京エレクトロンが9日発表した2012年7~9月期の半導体や液晶製造装置の受注高(速報値)は750億円と、4~6月期に比べ5%減少した。

世界的な景気減速によるパソコン需要の伸び悩みなどを受け、NAND型フラッシュメモリーやDRAMなどのメモリー向け装置の受注が低迷した。日経新聞電子版が10日報じた。

7~9月期の受注額は09年4~6月期(501億円)以来の低水準。7月時点で7~9月の受注額は760億~1000億円と見込んでいたが、想定の下限を下回った。

半導体装置は12年4~6月期比12%減の670億円だった。パソコン用の割合が多いメモリー向けの受注が苦戦。堅調だったスマートフォンに使うロジック系半導体向けメモリだけでは補えなかった。