2012年10月24日水曜日

住商・KDDI、JCOM2200億円で買収 国内CATV市場シェア5割の巨大メディアが誕生へ


住友商事とKDDIは傘下のCATV上位2社を来秋までに統合することで最終合意した。日経新聞電子版が24日報じた。

先ずCATV1位でジャスダック上場のジュピターテレコム(JCOM)を約2200億円で完全買収し、折半出資の非上場会社にする。その後、2位のジャパンケーブルネット(JCN)を約1000億円で買収する。住商とKDDIは来年3月までにJCOMを共同買収する。TOBにより市場株式の30%弱を取得する。買い取り価格は1株当たり11万円前後となるもよう。

その後、JCOMが約1000億円でKDDI子会社のJCNを買収する。来秋までに買収手続きを完了させる予定。統合新会社はKDDIの連結対象となる。一連の買収資金は銀行借り入れでまかなう。

JCOMの加入世帯は307万件(シェア39%)、JCNは86万件(同11%)。有料多チャンネル放送やネット接続サービスを主な収入源としており、新会社の売上高は約4600億円となる見込み。