2012年6月13日水曜日

アップル 次期OSでカーナビゲーション市場参入発表 高まる小型iPad発 売 の可能性

Appleが開発者向けの年次イベント「World Wide Developer Conference 2012(WDC2012)」で、iPhone/iPad/iPod用の次期iOS(iOS6)の概要を公開した。

今秋リリースを予定しているiOS6は、これまでGoogleに依存していた地図情報を自社サービス「Apple Maps」に切り替え、上空から見ているような立体表示ができるFlyover(フライオーバー)機能に加え、カーナビゲーション機能を標準搭載する。

さらに人工知能を使った音声ガイドSiri(シリ)の機能も拡充し、日米欧大手自動車メーカー9社と連携し、運転中でも使えるような仕組みづくりで協力する。

Appleのカーナビゲーション市場参入発表は、かねてから噂されていた7〜8インチの小型iPadが発売される可能性を高めている。

通常カーナビで使用されている液晶画面サイズは、その多くが DIN規格に合わせた7〜8インチで、現行のiPadの10インチでは大きく車載(特にビルトインの場合)搭載に適さない。

現行iPhone4Sの画面サイズは3.5インチ、噂される次期モデルの画面サイズは4〜5インチとされており、これも適合しない。

AppleがITデバイスの空白地帯とされる自動車マーケットを本気で狙うのであれば、車載搭載に適した7〜8インチ画面の小型iPadを発売する可能性は高い。

この夏にはGoogleが台湾ASUSと共同開発する7インチの格安Androidタブレットを発売するという観測もあり、タブレット市場は7インチモデルに注目が集まっている。