2014年7月27日日曜日

臭いの嫌がらせ=スメルハラスメント「スメハラ」対策は・・

気にはなるが対処法がよく分からないのが、自分の体のにおい。最近は「スメハラ」(スメル=におい、ハラスメント=嫌がらせ)などとも呼ばれていいる。

マンダムが18~68歳までの日本人男性の「わき臭」を調査したところ、91%に「中程度以上のにおい」があった。しかも、強いにおいがある男性の13%は「自分のにおいに気づいていない」という結果が明らかになったという。

さらに、働く女性の約7割が同僚の臭いが気になるといった調査結果があるというので臭いケアは大切なエチケットといえる。

そもそも体の臭いのもとは、体外に分泌される汗や皮脂に含まれる成分が皮膚や衣類についた細菌で分解されが臭いとなる。

この外面的な対策としては、制汗剤やボディシートなどで皮膚に付いた余分な汗や皮脂、細菌などを抑えるのが効果的。但し、衣類の生乾き臭やカビ臭があると体臭とあいまってにおいが増幅するので衣類の洗濯方法に気を配るのも重要。

一方で見落とされがちなのが体の「内面」対策。加齢だけが直接的な原因になるのではなく、不規則な生活習慣での偏った食事や過度なアルコール摂取、ストレス、睡眠不足、運動不足などが臭いのもとになることがわかってきた。
具体的な改善方法は「運動」と「食事」に気を配ること。定期的な運動で汗を流し、滞りやすい汗腺の機能を高めるのが効果的。サウナなどの発汗を促す入浴も良い。

食事では肉より魚を中心として、緑黄色野菜を積極的にとり、体の「サビ」を防ぐビタミンCやポリフェノールといった抗酸化成分を取り込むのがよい。

そして何より腸内環境を改善することが大切で、腸の中を掃除する食物繊維のほか、腸内の細菌を整える乳酸菌やオリゴ糖などを日々とることが内面からのスメハラ対策になる。