2013年7月4日木曜日

スマートフォン市場3位を狙うソニーモバイル 中国で6.4インチスマホ「Xperia Z Ultra」お披露目

米アップルと韓国サムスン電子で2強を占めるスマートフォン市場で、注目されるのが3位のポジション。その座を争う筆頭は、ソニーモバイルと中国華為技術(ファーウェイ)。

ソニーモバイルは、その強敵ファーウェイを意識しているのか、6月末に中国で大規模な新商品発表会を開催し、最新のフラッグシップモデルとなる6.4インチスマホ「Xperia Z Ultra」を披露した。

「Xperia Z Ultra」は、サムスンやアップルの製品より高性能なのが売り。フルハイビジョン映像を表示するスマホとしては世界最大の6.4インチの大画面を採用。2.2GHzの処理速度を誇る最新プロセッサ、薄型テレビ向け技術「トリルミナスディスプレー」など画像処理技術をふんだんに搭載している。それでいて厚みは6.5ミリ。サムスンの「ギャラクシー」の現行品などより薄い。

対する華為技術(ファーウェイ)は、基地局など通信設備を強みにしながら、近年は端末事業も強化。6月にロンドンで、世界最薄をうたう厚み6.18ミリのスマホ「Ascend P6」を発表し、業界関係者を驚かせた。7月から世界19カ国・地域で発売するとしており、欧州市場での価格は449ユーロ(約58,000円)。

ファーウェアは、日本でもソフトバンクやEMOBILEなどが採用しているWi-Fiモバイルルータ端末を供給しておりで圧倒的なシェアを持つ。ドコモにもスマートフォン「Ascend D2 HW-03E」を供給している。ブランド力ではソニーに劣るが、コストパフォーマンスでは引けを取らない。