2013年5月21日火曜日

FXショートコメント

本日の欧州市場ではポンドドルが下落。4月英CPIや4月英PPIコア指数など英物価指標が予想より弱い内容となったことをきっかけに売りが先行。
一時1.5164ドルまで値を下げた。ただ、売り一巡後はやや下げ渋っている。前日の安値1.5164ドルを下抜け出来なかったことでショートカバーが入ったほか、市場では「1.5150−60ドルには買い注文が観測されている」との指摘があった。
ドル円は底堅い動きとなった。対ポンドでドル買いが強まった影響を受け、円安・ドル高が進行。アジア時間の高値102.77円を上抜けて、一時102.85円まで上値を伸ばした。

NY市場では22日0時30分にブラード米セントルイス連銀総裁、2時にダドリー米ニューヨーク連銀総裁の講演が予定されている。22日にバーナンキFRB議長の議会証言を控えるなか、FOMC投票権を有する両連銀総裁の発言内容に注目が集まっている。市場では「バーナンキFRB議長の代弁者とされるダドリー米ニューヨーク連銀総裁の発言には特に注意が必要」との声が聞かれた。
ドル円は米金利やダウ平均の動向に注目が集まるものの、明日のバーナンキFRB議長の議会証言や日銀金融政策決定会合を前に基本的には動きづらい。前日のレンジ102.00−103.15円での推移が続きそうだ。