2012年7月29日日曜日

注目銘柄ニュース パナソニック、人工光合成を植物並み高効率に


日経新聞電子版は29日、「パナソニックは植物とほぼ同等の効率で人工的に光合成する技術を開発した」と報じた。

日本国内では原子力発電所の停止で、国内の火力発電所が増設され、二酸化炭素の排出量は大幅に増加する見込み。

二酸化炭素の除去(固定化)技術は、今後の環境技術の要として注目されている。

人工光合成は植物と同様に太陽光で水とCO2からエタノールなどの有機物をつくる技術。

この技術では日本はトップランナーであり、2011年9月に豊田中央研究所が太陽光エネルギーを利用し、水と CO2 のみを原料にして有機物を合成する人工光合成の実証を世界で初めて成功したと発表している。

豊田中央研究所の実証段階における太陽光エネルギー変換効率は0.04%であり、一般的な植物の光合成効率の 1/5 程度だった。