丸紅は2016年までに首都圏で5カ所の火力発電所を動かす。発電能力は現在の10倍の60万キロワットに増え、新電力(特定規模電気事業者)で最大規模になる。建設などにかかる総事業費は1500億円。日経新聞電子版が10日報じた。
丸紅は新電力2位のF―Powerが千葉県袖ケ浦市に持つ発電容量10万キロワットのガス火力発電所と運営子会社をこのほど買収した。買収額は数十億円とみられる。
さらに16年をメドにガス火力発電所を2基、石炭火力を2基新設する。いずれも10万キロワット級の発電設備となる。千葉県や神奈川県などを建設の候補地としており、一部自治体と環境影響評価(アセスメント)に向けた協議に入った。