2012年1月17日火曜日

アップルの資金回収スピード「CCC」はマイナス20日、手元資金760億ドルの源泉

アップルの手元資金は現在760億ドル。米政府の現金残高とも肩を並べる水準。

この資金を生み出す経営指標の一つが「キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)」。在庫と売掛金、買掛金を比べ、製品の製造から現金回収にかかる時間を探る指標。

2010年度はソニーやパナソニックが約40日だったのに対し、アップルはマイナス20日。iPhoneやiPadは製造する20日前には回収を終えていることになる。

アップルは商品力を武器に、通信会社などと販売代金を前金で受け取る契約を結び、製造は台湾企業などに委託。開発、製造、調達、流通、消費動向を一気通貫で把握し、資金回収を最大化する。

アップルが営業赤字に陥った1996年度のCCCは70日超。スティーブ・ジョブズ氏の復帰後、CCCは改善傾向をたどる。在庫管理の見直しや商品絞り込みなどの対策を実施。なかでも、CCC改善の要となる商品や部品のサプライチェーン・マネジメント(SCM)再構築の陣頭指揮を執ったのが、現CEOのティム・クック氏。

アップルのCCCは2000年以降、安定的にマイナスを維持している。

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